事例1
更なる自転車の普及と自転車の安全な乗り方を啓蒙するプロダクトの開発
自転車は古くから移動手段として使われてきましたが、近年では健康志向や環境問題への関心の高まりにより、需要がさらに増えました。しかし、自転車の増加に伴い、自転車事故も増加し、社会的な問題となっています。
そこで、自転車を楽しみながら自転車ルールを知ってもらいたいというコンセプトで、自転車パーツのプロダクトを考案。
自転車は乗り物でありながら、オリジナリティを発揮するツールです。通常、自転車は購入したままではなく、カゴやチャイルドシート、ベルなどのオプションパーツを付けて、個々のセンスで自転車をカスタマイズして使用することがあります。
そこで、当社はまだ市場に存在しないドレスアップパーツとして、チェーンリングに注目しました。チェーンリングはチェーンの汚れからズボンの裾や靴を保護するカバーですが、この部分にキャンパスとなる領域を設け、好きなデザインを印刷できるアイテムを開発しました。
このプロダクトは、自転車の基本ルールを知ってもらうためのツールとしても活用できます。さらに、デザイン部分を見せるためには道路の左側を走行しなければならないため、必然的に左側通行を意識させるプロダクトとなっています。
自転車パーツを開発するだけではなく自転車事故の啓蒙活動にもフォーカス
チェーンリングカバーの開発ではユーザーへの聞き込み調査のために自転車の安全教室を実施。
小さい子供に親がどのように自転車ルールについて教えたら良いかを専門家を招いて自転車安全教室を実施しました。また、子供達に向けた理解しやすい当社オリジナル紙芝居の読み聞かせイベントも実施し自社のプロダクト開発を通じて社会貢献を実践しました。
このような自社の取り組みを通して社会の課題解決に寄与する考え方を私たちは『コトづくり』と定義しています。