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オリジナルでモノを作るってなんだろう？

オリジナルのモノづくり、個人でしたら趣味や生活を楽しむためのDIY、企業なら顧客にアピールするための販促ツールやショップ用什器など自分でアイディアを出して創り出すということです。それは自己表現であり、自己実現の一つの形でもあります。また、オリジナルでモノを作ることで他の人と差別化を図ることができます。しかし、ただオリジナルでモノを作ることにこだわるだけではその意味は薄れてしうのではないでしょうか？なぜならオリジナルでモノを作る事は自分自身が満足するだけのものになってしまうからです。

モノづくりがもたらすコトづくりの可能性

もっと重要なのはそのモノが自分や周りの人々に何をもたらすか、どんなベネフィットを作り出せるかということです。例えば、自分のために間伐材を使ったオリジナルの椅子をハンドメイド職人さんに頼んで作ったとしましょう。その椅子は自分自身の生活を豊かにすることや、職人さんに利益があると同時に、原材料を作ってくれた人や、使う事で森林保護など環境保護活動にもなり間接的ですが周りの人々にも喜ばれることができます。

モノづくりには地域経済や雇用にも影響を与えます。地元の素材や技術を活用して製品を作ることで地域の産業や雇用を活性化させることができます。さらに、製品を通じて、地域の文化や価値観を発信することができるため、地域の魅力をアピールすることにもつながります。つまり、モノづくりは単なる製品提供に留まらず、人とのつながりや地域の活性化、文化の発信など、様々なコトづくりの可能性を秘めています。このような視点を持ってモノづくりを行うことが、より意義のあるコトづくりに繋がるのではないでしょうか。